杉樹会のこの基本理念は、次の老人福祉法の基本理念に則っています。
老人は多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として、
かつ、豊富な知識と経験を有する者として敬愛されるとともに、
生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるものとする
平成7年11月の設立当時から、私たちはその運営に於いて、利用者本人・家族・地域・施設(法人・職員)の絆を大切にすることに重きを置いてきました。
福祉制度や社会環境も変化し続ける中で、これからも設立時の想いを継承しつつ、法人の姿を改めて見直すことで更なる存在意義を発揮し、地域に貢献してまいります。
基本理念実現のため、以下の方針・指針を掲げます。
杉樹会の基本理念実現のため、当法人職員はすべて法人の一員として、以下の行動指針を日常の基本とします。
この度社会福祉法人杉樹会理事長に就任しました、前田利恵子と申します。
1995年「住み慣れた 地域で安心して暮らし続けたい」と言う地元の皆さんの願いを叶えたい、そんな思いで杉並にゆかりのある人々の力で杉樹会は創立されました。成熟し変化を続けている高齢者福祉の流れの中で、地域の皆様をはじめとするたくさんの方の温かいご支援の中で、ここまで続けて来られていることを大変感謝しております。
本当にここまでありがとうございました。
そしてここからも、変わらずよろしくお願いいたします。
30年の間に昭和から平成、令和と時代も移り、家族の形も変化してきました。そして私自身もいつの間にか介護は自分の家族の話となっています。従来の“家族での介護”を基本とした社会的な仕組みは新たなステージへと変化していることを日々実感し、だからこそ介護を受ける方だけではなく、そのご家族や支援をするすべての社会の方への支援もこれから取り組むべき課題と考えています。職員の支援も同様です。介護される方の、ということだけではなく、介護をする人も含めた、社会全体のしあわせを考えるべきだと思うのです。
介護保険制度の変化なども含め、30年間研鑽を積みながら、皆様と一緒に走り続けてきた私たちだからこそ、わかることがあります。ここからも過去を大切にしながら、未来をきちんと見据えて行動します。また、皆さんの笑顔の時間を少しでも増やせるよう使命感を持って、生まれ育った大好きな杉並の街の中で、全員が幸せとなる為の介護の社会化を推進していきたいと思います。キーワードは笑顔。笑顔の連鎖を作ります。
これからも皆様の声を丁寧に聞き、学びながら、一人一人の生活を大切に支えられる存在になるために、職員一同と共に頑張る所存です。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
前田利恵子 略歴
1970年杉並区に生まれる
高校卒業後都内ホテル、カナダのホテルにて顧客対応。カナダ在住10年余。
帰国後外資系IT企業にて管理職。在職中に心理学を学ぶため復学。認定資格取得後、米国NY州アッカーマン家族療法研究所にて100時間以上の臨床研修と、3つの研究グループに所属し家族療法を学ぶ。
起業以降、子供の頃から不思議に思っていた差別と区別という社会課題に接することが増え、結果として一貫した障害者支援や心理支援など、心理支援を中心としたハード、ソフト面での社会的弱者やマイノリティの支援活動を続けている。
2006年 クリスタルトークンファミリーカウンセリング開業
2007年 社会福祉法人杉樹会 評議員(2016年理事へ)
2013年 株式会社MOF設立
2014年 東京女子医大DMC グループカウンセリング担当
2018年 東京女子医大 非常勤講師
2018年 千代田区障害者相談支援事業受託
2021年 一般社団法人障害者生活支援ココカラ 代表理事
2023年 社会福祉法人杉樹会 理事長就任
「第三者委員」は、苦情・要望対応規程 第8条に基づいて委嘱した方々です。
第三者委員の職務は、法人が実施しているすべての事業の苦情・要望の受付、その事実確認、申出人・法人の話し合いの立会いおよび助言、法人に利用者サービスの向上、利用者の権利擁護を図るための意見を述べること等です。法人の関与を受けることなく活動します。